石川県で新築を建てるときの住宅関連の補助・助成制度(1)
3月14日に北陸新幹線が金沢まで開業し、ますます活気が出てきた石川県!
利便性が高まり観光にもおすすめですが、一方で美味しいお米・お酒や新鮮な海の幸があり、子育て面や住環境でも国内トップにランクインする住み易い地域でもあります。北陸地方の中ではあまり雪が降らない地域でもあることは以外と知られていないかもしれませんね。
今回はそんな石川県で暮らす場合、新築の家を建てる際の様々な制度をご紹介します。
目次
石川県共通の住宅支援制度(新築)
いしかわの木が見えるたてもの推進事業 | 県産材の良さを普及するべく、県内に県産材を使用して建築する住宅への補助。 1.「いしかわの木が見えるたてもの推進事業者」が建設する住宅 2. 県産材使用量5㎥以上、延べ床面積70㎡以上 3. 県産材の一部を見える部分に使用(木目が鮮明に見えること) 詳しくはこちら |
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エコ住宅整備促進補助金 | 住宅の省エネ化を促進するため、省エネ性能の高い住宅の新設費用を一部補助する制度。 ※対象は平成27年2月28日から平成27年12月31日の間に工事が完成した住宅 1. 石川県内にて居住のための戸建住宅を新築する方 2. いしかわ住まいの省エネパスポート制度にて5つ星の評価を受けた新築住宅 3. 国の補助金を受けていない住宅 詳しくはこちら |
金沢市の住宅支援制度(新築)
木の家づくり奨励金制度 | 木材資源の利用促進を図るため、金沢産の良質なスギ柱を使用して建設する木造住宅に対し奨励金を交付。 1. 金沢市内で居住するために木造住宅を新築する方。 2. 金沢産スギ柱(集成材を含む)を使用し、スギ柱についての条件を満たしていること。 3. 使用本数が50本以上で、幅・厚さが各10.5cm以上かつ長さ3.0m以上等 詳しくはこちら |
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まちなか住宅建築奨励金 | まちなか区域で良好な住環境と定住を促進するため、まちなか住宅建築奨励金交付対象区域において、戸建て住宅を住宅ローンにて新築する場合に助成。 1. 自己の居住用住宅の新築・新築住宅の購入 2. 床面積が75平方メートル以上240平方メートル以下 3. 金沢らしい環境への配慮(瓦屋根・外壁・和室の設置など) 4. バリアフリー基準に適 5. 敷地の緑化(緑被率30%以上) 6.住宅性能評価書の交付又は長期優良住宅の認定 詳しくはこちら |
いい街金沢住まいづくり奨励金 | 良好なまちづくりを実践している地区(地区計画等)において、地域の特性にふさわしい優良な住宅を新築する45 歳未満の方に対し奨励金を交付。詳しくはこちら 1. 対象区域内で、居住する住宅を住宅ローンにて新築する建築主が45 歳未満の方(返済期間が10年以上の借入金があること)。 2. 地区計画等の計画に適合し、敷地面積が定められた面積以上であること。 3. 住宅部分の延べ面積が100m²以上240m²以下であり、1/2 以上が居住用。 4. 住宅性能評価書の交付、または長期優良住宅の認定通知書の交付を受けていること。 5. 敷地内の緑被率が 30%以上であること。 |
住宅用太陽光発電システム等設置費補助 | 市内の住宅に太陽光発電システム及び住宅用エネルギーマネジメントシステム(HEMS)を設置する方に対する補助金制度。詳しくはこちら |
景観地区まちなみ修景事業 | 住宅を新築・改築する際に、市内の景観を守り・創り・育てる事業に対して補助を行う。詳しくはこちら例えば、 ・外観修景: 70%(補助率) 300~700万円(限度額) ・板塀、竹垣、生け垣設置: 70%(補助率) 100万円(限度額) ・樹木の雪吊り: 剪定2万円/本、雪吊り2万円/本(上限5本) 等 |
雨水貯留・浸透施設の設置補助 | 住宅敷地において雨水貯留施設等の設置費用を補助。詳しくはこちら ・雨水貯留施設(施設設備費の2/3) ・浄化槽転用雨水貯留槽(施設設備費の2/3、上限8万円) ・雨水浸透ます(施設設備費の2/3、1万8千円~3万5千円) |
木質ペレットストーブ設置費補助 | 地球温暖化を防止するため、木質ペレットストーブを設置する方に対して補助。 補助金額:購入費及び設置工事費合計額の1/2以内、上限100,000円 詳しくはこちら |
七尾市の住宅支援制度(新築)
七尾産材使用住宅への補助 | 七尾産材の需要拡大を図るため七尾産材を使用した住宅に助成 ・市内に居住するため、七尾産材を5㎥以上使用した70㎡以上の木造住宅を新築する方 ・石川県が実施している「いしかわの木が見えるたてもの推進事業」に補助金申込をした住宅 助成金額:1戸あたり10万円。詳しくはこちら |
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七尾市定住促進住宅取得奨励金 | 金融機関などで資金を借り入れて七尾市で住宅を新築した人に奨励金を交付 ・平成25年4月1日以降に契約した住宅 ・七尾市で自己居住住宅を取得するために金融機関から資金を借り入れた人 ・延床面積が70㎡以上の一戸建て住宅(併用住宅は居住部分が70㎡以上) 詳しくはこちら |
移住定住促進住宅取得補助 | 石川県外から七尾市に転入し、一戸建て住宅を新築した人に対して最高100万円を支援 ・平成25年4月1日以降の七尾市への転入であること ・七尾市に定住する意思があり、転入前10年以上継続して石川県内に住んでいないこと ・平成25年6月1日以降に登記 補助金額:最高100万円(新築費用の50%)詳しくはこちら |
住宅用太陽光発電システム設置事業補助金 | 住宅用太陽光発電システムを設置する人に対して設置経費の一部を補助 ・市内の新築居住用住宅に未使用の太陽電池を使用したシステムを設置 ・住宅屋根などへの設置に適した低圧配電線と逆潮流有りで連結、太陽光電池の最大出力が10kw未満であるもの ・システムが発電する電力量を測定できるもの、モニターで随時表示されるもの 受付期間は平成28年1月29日まで。詳しくはこちら |
住宅建替え奨励金 | 住宅建設用地売買奨励金(まちなか居住再生事業) ・まちなかの狭い道路の拡幅に協力する方に家を建てる支援 住宅建替え奨励金 ・まちなか景観基準に適合する自己居住のための建替え住宅 ・併用住宅の場合は、延べ床面積の1/2以上が自己居住 ・市内建築業者で建設すること ・建替え住宅建設に対して金融機関からの借入れがあること 詳しくはこちら |
小松市の住宅支援制度(新築)
小松市バイオマス設備設置費補助制度 | 環境に配慮した住宅用のバイオマス設備を設置される方に経費の一部を助成。 補助対象の器具は、 ・ペレットストーブ ・薪ストーブ ・バイオマスボイラー 詳しくはこちら |
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「ようこそ小松」定住促進奨励金制度 | 小松市外の方が小松市内の都市計画区域において定住目的にて住宅を新たに建設する場合の奨励金 ・小松市外に継続して3年以上居住されている方(小松市内に転入して1年未満可) ・住居の専用面積が75㎡以上で着工前であること ・返済期間が10年以上の借入金がある方 ・地域コミュニティ参画に同意する方 奨励金額:建物の取得費に対する借入金の10%、限度額50万円。詳しくはこちら |
まちなか住宅建築奨励金制度 | まちなか区域内で自己居住用住宅を取得する方への助成 ・住居の専用面積が75㎡以上で着工前であること ・地域コミュニティ参画に同意する方 ・返済期間が10年以上の借入金がある方 奨励金額:限度額30万円。詳しくはこちら |
飛行場周辺地区居住環境整備助成金制度 | 小松飛行場周辺騒音区域において一戸建ての住宅を新築する方に対して助成金を交付 ・小松市内の騒音区域であること(うるささ指数75W以上) ・自己居住用で住居の専用面積が75㎡以上で着工前であること ・居室に防音効果のある外部建具(遮音性能T-1以上)を使用していること ・防衛省の住宅防音工事の助成を受けないこと ・地域コミュニティ参画に同意する方 詳しくはこちら |
住まいる小松奨励金制度(購入者向け) | 分譲宅地として開発された宅地を自己の居住用に購入する方に対する奨励金 ・平成21年9月1日以降に開発行為が行われた分譲宅地 ・自己居住用の家を建築することが確実であること ・住居の専用面積が75㎡以上で着工前であること ・地域コミュニティ参画に同意する方 ・道路等の公共施設の整備が条件となった宅地を購入する方 奨励金額:一律20万円。詳しくはこちら |
小松地域産材利用促進奨励金制度 | 小松地域産材を使用した住宅の工事費や材料費の一部を助成 ・小松市産建築資材有効活用制度登録業者の地域産材を使用すること ・住戸の専用面積が75㎡以上の自己居住用住宅で着工前であること ・地域コミュニティ参画に同意する方 詳しくはこちら |
3世代家族住宅建築奨励金制度 | 3世代家族住宅を新築する方に対しての奨励金 ・自己居住用であり住居の専用面積が75㎡以上で着工前であること ・地域コミュニティ参画に同意する方 詳しくはこちら |
小松市景観まちづくり事業補助金 | より小松らしい景観まちづくりを進めるための外観の修景及び設計に要する費用に対して補助金を交付 ・景観まちづくり重点地区(材木町地区、粟津町地区)ならびに伝統的景観重点地区 詳しくはこちら |
生垣設置奨励助成金 | 住環境の緑化推進として住宅地に生垣を設置しようとする方に設置経費の助成 ・道路に面し外部から眺望できること ・樹木は支柱等に結束し高さ90cm以上であること ・延長1mあたり2本以上植栽すること ・生垣の延長が2m以上で道路との境から40cm以上1m以内に植栽すること 詳しくはこちら |
雨水貯留槽・雨水浸透桝の設置助成 | 助成金額: ・雨水貯留槽(施設整備費の2/3) 容量100~200L未満:2万円 容量200L以上:3万円 ・雨水浸透桝(施設整備費の2/3)内径20cm以上:上限6万円 ・浄化槽転用雨水貯留槽(施設整備費の2/3)上限10万円 詳しくはこちら |
輪島市の住宅支援制度(新築)
輪島産材活用住宅助成事業 | 市内で自ら居住するために住宅を新築される方に助成 ・使用木材のうち輪島産材の割合が50%以上 ・輪島産材使用量が延べ床面積1㎡当たり0.13㎥以上で床面積が80㎡以上の住宅 補助金額:1戸あたり30万円。詳しくはこちら |
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住宅用太陽光発電システム 設置費補助金 | 住宅用太陽光発電システムを設置する方に補助金を交付 ・太陽電池の最大出力が2キロワット以上で未使用の太陽電池を使用 ・当該システムが発電する電力量を測定できること 補助金額: 太陽電池の出力1kw当たり7万円(上限30万円)。詳しくはこちら |
珠洲市の住宅支援制度(新築)
蛸島地区街なみ整備助成事業 | 地区内の住宅等の外観に関わる整備・改善費用を補助 生垣、建物の新築や増築の外観にあたる費用に対して補助を実施。 毎年12月までに申請を済ませ、年度内に工事を完了させることが要件。事業期間は平成32年12月まで。詳しくはこちら |
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珠洲市木質バイオマスストーブ購入費補助金 | 木質バイオマスストーブの購入費の一部を助成・木質ペレットまたは薪、炭など木質バイオマスを燃料とするもの ・安定した燃焼が確保されるもので未使用のストーブであること 補助金額:購入費の1/3以内の額で、1件あたり上限10万円 詳しくはこちら |
珠洲市住宅用太陽光発電システム設置費補助金 | 住宅用太陽光発電システムの設置に要する経費に対し補助金を交付 補助額:70,000円/Kw(上限300,000円) 詳しくはこちら |
加賀市の住宅支援制度(新築)
移住住宅取得助成事業 | 転入者を含む世帯が住宅の新築または購入をした場合に、助成を行う制度。 1. 平成27年6月1日以降に、対象住宅の取得をしている 2. 転入前5年以上継続して市外に住んでいて、転入日から1年を経過していない人が同一世帯 3. 居住開始日以降、5年以上加賀市に定住する意思がある 4. 世帯員全員に市税等の滞納が無い 詳しくはこちら |
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羽咋市の住宅支援制度(新築)
住まいづくり奨励金交付制度 | 転入者及び市内在住者の住宅取得に対して奨励金を交付 奨励金額: A型(転入者 市内業者施工の新築住宅):限度額40万円 B型(転入者 市外業者施工の新築住宅):限度額30万円 ※20万円まで地域商品券支給、残りは現金支給 詳しくはこちら |
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住宅用太陽光補助金 | 羽咋市内で自ら居住する住宅にシステムを設置する場合に補助 詳しくはこちら |
かほく市の住宅支援制度(新築)
かほく市若者マイホーム取得奨励金 | 市内に住宅を新築し生活する人を対象に最大170万円の奨励金を交付 ・市内において住宅を新築し契約締結日における年齢が45歳未満の方 ・新築に対して金融機関等からの借入れがある方 ・一戸建て住宅で延べ床面積が50m2以上 ・併用住宅の場合は、延べ床面積の1/2以上が専ら自己居住用であり面積が50m2以上 ・建築後使用されたことがない住宅で工事完了後3年未満のもの 詳しくはこちら |
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かほく市木の家づくり奨励金制度 | 地元産材(金沢森林組合産のすぎ柱)を使用し木造住宅を新築する市民に対し奨励金を交付 ・1戸建て住宅で金沢森林組合産のすぎ柱(集成材を含む)を50本以上使用 ・長さ2m以上で、幅及び厚さが10.5cm以上であること。 ・金沢森林組合産材の証明書があり、乙種構造材であること。 詳しくはこちら |
かほく市住宅用自然エネルギーシステム設置費補助金 | 太陽光発電システム、小型風力発電システム、太陽熱利用システム、ペレット・薪利用システムを設置する方に対して、設置に要する費用の一部を補助。 詳しくはこちら |
白山市の住宅支援制度(新築)
未組織労働者信用保証料補給制度 | 石川県労働者信用基金協会の債務保証により北陸労働金庫から融資を受ける人に保証料を補給 ・労働組合が組織されていない事業所に働く勤労者等 ・本市の区域内で住居を新築し居住する方 詳しくはこちら |
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定住促進奨励金制度(市外からの転入者) | ・定住目的の住宅新築に係る借入金等(償還期間が10年以上)があること ・居住用部分の面積が100㎡以上で、280㎡以下 ・敷地面積が原則として165㎡以上 ・建築工事の着手前 ・市外に3年以上継続して居住している人 ・市外に3年以上継続して居住した後、白山市に転入して2年以内の人 詳しくはこちら |
定住促進奨励金制度(若年層) | ・「白山市定住促進奨励金(市外からの転入者)」に該当しない人 ・住宅の新築に係る借入金等(償還期間が10年以上)があること ・申請者またはその配偶者が45歳未満 ・居住用部分の面積が75㎡以上で、280㎡以下 ・敷地面積が原則として150㎡以上 ・住宅の建築工事の着手前 詳しくはこちら |
白山市産木材活用住宅 | 市内の森林から伐採して市内で加工された木材を活用し住宅を新築した方に対し補助。詳しくはこちら ・住宅に占める乾燥した市産材使用割合が70%以上の住宅 ・床面積が80㎡以上の住宅 ・建築士が設計した住宅 補助金額:一戸あたり50万円 |
白山ろく地域定住促進奨励金制度 | 白山ろく地域に定住目的で新築住宅を取得した方に奨励金を交付 ・白山ろく地域(河内、吉野谷、鳥越、尾口及び白峰)の区域内 ・住宅建設及び土地購入資金において金融機関及び住宅金融公庫その他住宅資金の借入(償還期間が10年以上)を受けられる方 ・居住の供する部分の面積が100㎡以上で、280㎡以下のもの ・敷地面積が原則として165㎡以上のもの 詳しくはこちら |
克雪化促進事業補助金 | ・屋根融雪装置 屋根に積もった雪を熱エネルギーを利用して溶かす装置設置に要する経費 ・除雪機械 除雪機械の購入等に要する経費 詳しくはこちら |
住宅用太陽光発電システム設置費の補助 | ・電力会社と低圧配電線と逆潮流有りで連系するもの ・最大出力が10kW未満で新品のもの ※補助金申請は工事着工前に限ります。 詳しくはこちら |
家庭用小型風力発電機設置費の補助 | 市内の住宅に家庭用小型風力発電機を設置した方に対し補助金を交付 ・定格出力が200W以上で、未使用の家庭用小型風力発電機 補助金額:1件につき60,000円 詳しくはこちら |
太陽熱利用システム(ソーラーシステム)の設置補助 | 自ら居住する市内の住宅に強制循環型太陽熱利用システム(ソーラーシステム)を設置した方 補助金額:3万円(1システム当たり) 詳しくはこちら |
石川県の能美市、野々市市、川北町、津幡町、内灘町、志賀町、宝達志水町、中能登町、穴水町、能登町の制度については次の記事をご覧ください。