出かけてみよう!北陸4県の名建築

日本は、数多くの世界的建築家を輩出しています。黒川紀章、磯崎新、安藤忠雄など、名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?そんな世界的建築家の手による建築物が、北陸にもたくさんあります。

今回はオスカーホームの展開する北陸4県より、各県1つずつ、一般の人が入れる面白そうな公共建築を選びました。

世界的な現代建築家が手がけた建物が地元にあるのです。行ったことのない方はぜひ!行ったことのある方も、普段とは少し視点を変えて、空間構成や建築の考え方、光の取り入れ方などに、家づくりのヒントを探しに行ってみませんか?

SANAA(妹島和世+西沢立衛)@石川県

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外観(撮影:渡邉修/提供:金沢21世紀美術館)

まずは最も有名であろうこちら!金沢21世紀美術館です。

手がけた建築家ユニットの妹島和世+西沢立衛/SANAAのお二人は、建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を2010年に受賞しました。金沢21世紀美術館は全国的にも、そして国際的にも知名度の高い建築です。

まるで公園のような、開放感あふれる空間が魅力的。ガラス張りの平屋の建物は中に入っても明るく、とても気持ちの良い空間です。そこには、「互いに異なる空間にいる者同士が互いの様子や気配を感じ取ることができる」という狙いもあるそうですよ。

現代アート専門の金沢21世紀美術館は、その空間にふさわしく、年間を通して質の高い展覧会を開催しています。現在は、アートを通して現代社会を考察する「ザ・コンテンポラリー2 誰が世界を翻訳するのか」や「コレクション展 あなたが物語と出会う場所」をはじめ、4つの展覧会を開催しています。

アートを味わいながら、ぜひ開放的な空間にも目を向けてみましょう!
⇒金沢21世紀美術館

隈研吾 @富山県

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By Mapmoe (Own work) [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons

続いては、富山市立図書館と富山市ガラス美術館のある、TOYAMAキラリ。

隈研吾氏は、自然素材を活かした、和を感じさせる建築などで広く知られています。今年の8月にオープンしたばかりのTOYAMAキラリは、県外からも熱い注目を集めています!!キラキラ光るファサードは、立山連峰からインスパイアされたそう。内部は5階まで吹き抜けとなっており、富山県産の木板が温かみのある空間をつくりだしています。木漏れ日のような気持ちの良い光。自然素材の優しさは、年月が経っても美しい味が出てきそうですね。

そんな素敵な空間で読書ができる富山市立図書館、気軽に立ち寄ってみましょう。富山市ガラス美術館では、オープン記念展示「アイ・ガット・グラス! アイ・ガット・ライフ!情熱の現代ガラス芸術」を開催中です。

ゆっくり本を読みながら、居心地の良い空間について考えてみましょう。
⇒TOYAMAキラリ(富山ガラス美術館)

伊東豊雄 @新潟県

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By Kropsoq (photo taken by Kropsoq) [GFDL, CC-BY-SA-3.0 or CC BY-SA 2.1 jp], via Wikimedia Commons

新潟県からは、長岡リリックホールを紹介します。

伊東豊雄氏の建築は、有機的な造形を取り入れたユニークな建築がひときわ目をひきます。SANAAのお二人と同様、プリツカー賞を2014年に受賞。革新的な建築概念が高く評価される建築家です。長岡リリックホールは、広々とした芝生に屋根がゆるやかなカーブを描き、のびやかな印象を受ける美しい建物です。内部は光の取り入れ方が工夫され、オープンな空間となっています。立ち並ぶ柱も、それがリズムを生んでいるように見えますね。

地域の芸術・文化の拠点となっている、長岡リリックホール。様々なコンサートや演劇公演が開かれていますので、公演カレンダーをチェックしてみましょう。良い気分転換にもなりそうですね。

ワクワクしながら、ホワイエの空間を楽しんでみましょう!
⇒長岡リリックホール

槇文彦 @福井県

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By Hirorinmasa (Own work) [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

最後に福井県より、福井県立図書館・文書館・文学館です。

槇文彦氏は、1993年にプリツカー賞を受賞。今回紹介した4組の建築家の中で、最もキャリアの長い建築家です。福井県立図書館は、なんと全国トップレベルの入館者数を誇ります。

その秘密の一つが、槇文彦氏の手がけた建築の居心地の良さかもしれないですね。天井が高く開放感があり、とても明るい内部空間です。ゆったりした人と建築とのかかわりがとても素敵です。外観は、赤いテラコッタの閉架書庫が目を引きながらも、周囲の景観に溶け込む建物です。

福井県立図書館では、体験イベントやライブラリーコンサートも開催しています。文学館では、様々な企画展を開催。10月末からは、高見順没後50年特別展「昭和から未来へのメッセージ」が開催される予定です。

この図書館は、なぜ居心地がいいんだろう?その答えを探してみてください。
⇒福井県立図書館・文書館・文学館

いかがでしたか?世界レベルの建築家の手による、素晴らしい建築の数々。ぜひ足を運んで、インスピレーションを得てみてくださいね。

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