すぐに始めよう、災害への備え。コミュニケーション編

災害時は家族・近隣住民との協力が不可欠です。今回は、コミュニケーションの備えについてお伝えします。

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家族会議を開こう

災害時の出火防止や出口の確保など、家族の役割分担を決めておきます。また、外出中に帰宅困難になったり、登下校中に離れ離れになった際の安否確認の方法や集合場所も決めましょう。その他、避難場所や避難経路、電気のブレーカーやガスの元栓の位置、操作方法の確認も忘れずに。

災害時、心配になるのは家族や知人の安否。携帯電話・スマートフォンのバッテリーが切れることも想定し、連絡先を紙にメモし、コピーして共有しましょう。

連作先の確認・チェックポイント

 家族 携帯電話番号、メールアドレスはもちろん、学校や勤務先の連絡先も記入しておきましょう。
親戚・知人 近隣の親戚・知人に加え、家族と連絡が取れないときに伝言がお願いできる人も記入。遠隔地に住んでいる人が適しています。
公的機関 水避難時・復興時に連絡が必要になる場合があります。県・市町村役所、消防署、警察署、ガス会社、電力会社、水道局などの電話番号を記します。

災害用伝言サービスは、NTTグループや各携帯電話会社から提供されています。NTTの方は、毎月1、15日などに体験日が設けられているので、家族で「録音係」と「再生係」に分かれて、試してはいかがでしょうか?

防災冊子を活用しよう

家族会議の際、防災冊子があると、防災対策のイメージがつきやすいです。以前お伝えした、『東京防災』『防災タウンページ』などを活用しましょう。
子どもにどのように防災対策を伝えたらよいか、迷うところです。子ども向きの防災冊子もいろいろありますが、最近のおススメはこちら。

『クレヨンしんちゃんの防災コミック 地震だ!その時オラがひとりだったら』

いわずと知れた、日本一有名な(?)5歳児しんちゃんが、昼下がり一人で留守番をしていると、地震発生!そのとき、しんちゃんは……。

もし、子どもが一人ぼっちのときに災害に遭ったら、をテーマに書かれています。子どもたちが本で読んだことを記憶に刻み、いざというときに行動に移す手助けになれるようにと思いが込められています。

恐怖心を煽る過剰な表現を避け、「クスッ」と笑える場面もあるため、子どもたちも気軽に読めます。妹のひまわりやペットの犬シロも出てくるので、赤ちゃんやペットがいる方にも参考になるでしょう。東日本大震災から丸5年の、2016年3月11日に発行されたこの本。家族で是非読んでください。

書籍の詳細はこちら

近隣住民との関わりを大切に

災害時には近隣住民同士の協力が、不可欠です。避難生活をスムーズに行うためにも、日常的にあいさつを交わしたり、町内会主催の防火防災訓練などに参加し、ご近所との付き合いを広げておきましょう。訓練に参加すれば、災害時も慌てずにすみます。

また、高齢者・障害者・難病患者・乳幼児・妊産婦・外国人などは、情報把握・避難などが迅速にできない立場です。日頃から、近所の要配慮者を知り、福祉避難所の場所も確認しておきましょう。

人とのつながりを大切することで、防災ネットワークがつながりますね。

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