富山湾でしか見えない「蜃気楼」を見に行こう。

富山湾でしか見ることが出来ないという「蜃気楼」を見たいと思い、いろいろ調べて見ました。

そもそも蜃気楼ってなに?

水の入ったコップにストローを入れると曲がったように見えますよね。
これは、「空気」と「水」という2つの異なる媒体での光の進む速さが違うために、水と空気の境目で光が屈折してそう見えるのです。

これと同じことが、同じ大気中の中でも起こり、空気の密度差があるとその境目で光は屈折します。密度、というのは温度のことで、冷たい空気の方が温かい空気よりも密度が高いので、大気中の密度差よって、境目がレンズのような役割をし遠くの景色が虚像として映し出されるのが蜃気楼なのです。

海岸の向こうに見える幻想的な蜃気楼。それは建物が伸びていたり、海面の船が逆さまになっていたり、はたまた縮んでいたりとなんとも不思議な光景なのです。

時期的にはいつ見ることが出来るの?

春から初夏にかけて多く見られるとのことで、立山連峰から富山湾に流れ込む冷たい雪解け水が海面の空気の温度を低くして層となり、海上の空気との温度差ができたことで光の屈折が起きたために出現する現象なのだそうです。

特に4月~5月初旬の、風の無い穏やかな日に見れる確率が高まるようです。

以前「見られる確率過去の実績」を月ごとに集計された表を見たことがありますが、きっとその年の天候とかによっても違うんでしょうね!

蜃気楼を見ることが出来るおすすめスポットは?

蜃気楼が頻繁に出現するのは富山県魚津市ですが、おすすめスポットがあります。

「しんきろうロード」と呼ばれる魚津市経田漁港からミラージュランドまでの約8km海岸沿いの道路がよく見られるスポットとして有名です。シーズンになると、この道路沿いには多くの観光客や地元の人が蜃気楼の出現を待ち構えているようですよ。

魚津港周辺の海岸へのアクセス

電車・車の場合 あいの風とやま鉄道魚津駅、または富山地方鉄道新魚津駅から2km(徒歩20分、タクシー5分)
バスの場合 市巡回ルート・海の駅蜃気楼

また、うおづ海の駅は駐車場も広く、停めた所の防波堤も絶好のビューポイントです。

蜃気楼が出る確率が高い日にはボランティアの蜃気楼ガイドの方が見える方向などをアドバイスしてくれます。「せっかく来たのに見れないとかわいそう」と手持ちの双眼鏡を気軽に貸してくれる方もいらっしゃいます。

隣接する「魚津埋没林博物館」では蜃気楼を見ることができた場合は、「蜃気楼出現証明書」を発行してもらえるそうです。もし見られなかったときも「蜃気楼みられんだちゃ証」を発行してもらえます((笑)

詳しくは魚津観光協会公式サイト、また、ライブカメラでも出現が確認できます。いったいどこの何が出現しているのか、不思議な現象をこの目で確かめてみたいですね!

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