災害時いつもの暮らしはどうなるの?「東京くらし防災」から学ぶトイレ編

行きたいときにいつでも使用できるのが、当たり前のトイレ。しかし、災害の際ダメージを受けやすいのもトイレ。いざというときの、対処法をお伝えします。

トイレは行けるときに済ませておく

私事で恐縮ですが、筆者は子どもの頃からトイレが近く、外出前や就寝前には、母に「トイレは行った?」と必ず聞かれました。おかげでこまめに行く習慣がつき、母親になってからも子ども達にもそのように伝えています。特に屋外では、「トイレを見つけたら、とりあえず行く(行かせる)」ので、親子共々「切羽詰まった」状態になったことはあまりありません。

災害のときも同様のこと。発生直後は行きにくいので、健康のためにも習慣つけてください。

生理用品はもう一週分買っておく

被災時は、ストレスで生理不順になることもあります。少なくとも生理用品は、もう一週分あると安心です。

また、下着が思うように取り替えられないとき、ナプキンやおりもの専用シートで代用することもできます。そもそも身だしなみとして、普段からバッグの中に、必ず入れておきたいものですね。合わせて、デリケートゾーン専用ウェットシートや清浄綿も備えておけば、清潔を保つことができます。

トイレの悪臭対策

災害発生後は、トイレが流せなくなり、臭いに悩まされることも。

最近は、汚物処理用に消臭袋が販売されているので、常備しておきましょう。もちろん、消臭スプレーも効果的。更に気になる場合は、アロマオイル(消臭効果のあるペパーミントやユーカリなど)を1~2滴含ませたマスクを着けると、臭いによるストレスを緩和できます。

トイレが使えない、どうしよう

災害で自宅の排水管や道路の下水道管が損傷すると、汚水が逆流したり、損傷箇所から噴出することも。特に集合住宅では階下の住居で汚水が逆流する場合があり、排水管の損傷がないことを確認できるまでトイレの使用は控えましょう。

備えておくと便利なのが、非常用トイレ。最近は色々な種類があるので、一家に一つ用意しておきたいものです。

ちなみに我が家で常備しているのは下の写真のペール缶を使ったもの(普段は台所のイスとして使用。商品名:マイペール)

便器やバケツに段ボールに45ℓのビニール袋を被せて簡易便器を作る方法もあります。中には市販の処理剤の他、紙オムツ・新聞などを入れて汚物を吸収・凝固させます。ただ新聞紙は、吸収効果が低いとの意見もあるので、処理剤は用意しておいた方が良さそうです。

オープンにしづらいけど、大変重要な問題。最近は便利なグッズも多く出ているので、十分に活用しましょう。

参考資料

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