災害時、実はこれが役に立ちます!普段使っている食料・モノで準備しよう。

災害の多い日本。皮肉なことに災害を経験する度、私達の防災意識も高まってきています。非常用持ち出し袋も一家に一つが、当たり前に。今回は、持ち出し袋にプラスしておくと更に便利なグッズを紹介します。

ウェットティッシュ、マウスウォッシュなど衛生用品

2011年3月11日の東日本大震災。ある調査で、東京都内のコンビニエンスストアを定点観測したところ、地震発生の14時46分からしばらくして売り切れたのは、飲料や食品。続いて20時頃、歯ブラシやマウスウォッシュがなくなりました。時間が経つにつれて、ストレスで口臭や、口内の乾燥が気になる人が増えたと考えられます。

災害時は食品を確保できても、食欲がわかないことも想定できます。とはいえ食べないと、体力も気力も消耗してしまいます。そのためには、口や手を清潔にするグッズを普段から持ち歩き、使用することが大切。ウェットティッシュ、マウスウォッシュ、歯ブラシなどです。

また、歯みがきシートもおススメ。以前は乳幼児向けのイメージがありましたが、いろいろなメーカーから出ています。余談ですが、ペット用もあるそう。潔癖症になる必要はありませんが、衛生観念を普段から身に付けておけば、災害時も雑菌などから身を守ることができます。

お餅は備蓄食品に最適

お餅は常温保存が可能でエネルギー源になるので、災害時の備蓄には最適。米や麺類の調理には水が必要ですが、お餅には不要。電気が通っていれば、電子レンジや調理で簡単に調理することができます。

しょうゆやきな粉など和風のイメージが強いお餅ですが、それ自体には味がないのでどんな料理にも合います。チーズやミートソース、カレーなど。レトルトカレーを備蓄食品としている家庭は多いと思います。白米だけでなく、お餅と組み合わせて、災害時にも食べる楽しみを忘れないでいたいものです。

ただ、喉に詰まる心配も。幼児や高齢者が食べるときは注意が必要。小さく切ってよく噛んで食べる習慣をつけましょう。最近は小ぶりサイズのものや、スリット(割れ目)の入ったものも売っています。外袋を開けると日持ちは悪くなるので、家族が少ない場合は少量入りを用意しておきましょう。

シリアルは栄養満点

朝食によく食べられるシリアル。いろいろな穀物やドライフルーツも入っており、食物繊維が豊富で栄養満点。さらに保存期間が半年以上あります。牛乳と合わせて食べるのが理想的ですが、そのままでも十分おいしいので備蓄食品に入れておきたいものです。

筆者の家庭では週1回ペースで食べますが、未開封のものを1袋常備しています。栄養面も大切ですが、まずは家族が好んでいるものを備蓄しましょう。

災害はいつ起こるか分かりませんが、そのことばかり考えていられません。普段使っているものを災害時にどう生かせるかを、考えてみましょう。

参考資料

  • 日本経済新聞夕刊 「ニュースぷらす Bizワザ 職場の防災『普段使い』転用」(2020年1月14日付)
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