「地震列島」の日本。地震はなぜ起こる?

こんにちは、最近、午前5時に起きるオスカーホーム富山南部射水営業所の千葉です。先日、6月25日に千葉県北東部で最大震度5弱を観測する地震が発生しました。今回のこの地震は東日本大震災の余震とされ、幸い津波の被害はありませんでした。

意外と知られていませんが、1年間に世界で起こる地震の数の約20%が日本で起きています。
今回は、地震はなぜ起こるのか?と言う事をお話ししていきます。

地震はどうして起こる?

地震が発生する原因には大きく分けて2つのタイプがあります。

  1. 活断層型地震
  2. プレート境界型地震

地球の中にはマントルと言う粘度のある個体で満たされています。このマントルは中心部の高温で表面は低温となっているので温度差による対流がおこってしまいます。マントルの上には固いプレートが乗っていますが、マントルが動くのに合わせてプレートも1年に数センチのスピードでゆっくりと動きます。

何枚にも分かれているプレートが動くことにより境目で衝突が起こります。この衝突が原因で地震が発生する仕組みになっています。

図出展:気象庁「日本付近で発生した主な被害地震の震央分布(平成28年以降」

図で見る通り、プレートは4つありその境界近くで多くの地震が発生しています。

活断層型地震

断層とはプレートの運動や火山活動によって地層がずれた状態の事で活断層はそれが今後も動く状態であることを意味しています。

起こる理由

地球の表面の固い岩盤であるプレートが移動する力に耐えかねて断層がひどく動くことを活断層型地震と言います。このような地震が発生した場所は、今後も起きる可能性が指摘されています。

特徴

陸プレートの上で起きます。陸の下が震源となるため、建物の倒壊がおこりやすく、震源が表面に近いので局所的に激しい揺れが起きます。

日本で起きた例

  • 阪神淡路大震災
  • 熊本地震

などがあげられます。

プレート境界型地震

プレートとは地球の表面を覆っている比較的固い大小の岩盤の事です。図で見ての通り、日本は多くのプレートの境目の上にあります。

起こる理由

プレートは常に動いていて、境目では陸プレートと下に海のプレートが沈み込む形となっています。海のプレートに引きずり込まれた陸プレートが限界を迎え、元の形に戻ろうとはね上がった時に地震が起こります。

特徴

巨大なプレートが引き起こすため、広範囲で被害が出ます。海水が大きく揺れ津波が起きやすくなります。

日本で起きた例

  • 東日本大震災

また、日本でも地震が過去に多く起きた県とあまり起きていない県があります。

地震が多い vs 少ない地域

2018年に震度1以上を観測した回数を比較した場合、次のようになります。

地震が多い地域

・茨城県・福島県・岩手県・宮城県・千葉県・栃木県・北海道・熊本県・鹿児島県・群馬県・長野県

地震が少ない地域

・奈良県・福井県・富山県・大阪府・長崎県・佐賀県・香川県

一番少ない奈良県と福井県では、地震回数は0でした。

ちなみに昨年(2019年)のデータでは、最大震度6弱強が1度記録されている県があります。みなさんはどこかご存知でしょうか?

正解は、山形県で2019年6月18日に観測しています。

日本列島は「地震列島」でもあるので、いつどこで大きな地震が来るか分からないとも言えますね。最近では、地震以外の自然災害である大雨による河川被害や土砂災害などが多く発生しています。
昔の方の言葉を借りますが「備えあれば患いなし」。普段から災害に対する準備をしておく事が大事ですね。

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