長期優良住宅を建てるメリット -資産価値の高い家を目指して

1. 数十年住み続けるための家づくりに必要なものとは?

数十年住み続けるために大切な側面は2つあります。一つはどのようなライフスタイルを送っていきたいか?というソフト面。もう1つはそれだけの耐久性などを維持出来る家のハード面です。

ハード面に関しては後で述べるとして、まず住み手の方に気をつけていただきたいのはソフト面です。

長く住むために必要な住宅のソフト面とは

なぜなら多くの人が、家族構成が一番多い時期に家づくりに臨み、その結果、5年、10年後、子供が社会人になって巣立っていった時に、子供部屋をそのままとっておいたり、場合によっては物置等に使われたりと、5年、10年後の家族構成に合っていない家の使い方をし始めてしまうからです。

「最近足腰が悪いのでこの3ヶ月間2階に誰も上がったことが無い」というご家族がいましたが、家は使わないとどんどん痛んでいきます。そういう人たちは口をそろえて「もっと先のことまで考えて建てれば良かった」と後悔されます。

30年先を考えた家づくりを心がけよう!

私は「プランを考える時、30年先のライフスタイルまで想定しながら一緒に考えましょう」と建て主に伝えます。

すると、多くの場合は「え、そんな先のことまでは考えられない」という感想を漏らすのですが、「5年後の家族の年齢構成はどのようになりますか?」「その時同居している可能性があるのは誰ですか?」と1つ1つ丁寧に確認しながら、家族構成がガラッと変わっても家の中がしっかりと使いこなせるプランニングを私は重要視しています。
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将来の住居を見据えるために必要なプラニングの作り方

その時にポイントなのが、「将来のライフスタイルに柔軟に対応出来るプランニング手法」です。

具体的にいえば、2室の間の壁を将来的に撤去出来るようにプランニング時点から考えておくこと、それらの部屋を1室にした場合、どのような使い方をしたいかを、プランニング時点で家族の話し合の中から、共通認識を作っていくことが重要です。

例えば、2世帯住宅を建てる場合は、「30年後夫婦二人の生活になったときにこの家をどのように使いこなすか?」を話し合うことが重要です。

その結果「30年先は、子供たちの家族と同居しているイメージ」「夫婦二人になったら自分たちは離れに住んで、母屋は妻の大好きな趣味の料理や自分の趣味のコーヒーが飲めるカフェレストランにしたい」など、夫婦でイメージを共有します。

そうすれば家のプランニング時に「30年先のライフスタイルのイメージや夢までパッケージしたプラン」を手に入れることが出来るのです。ここは専門家が主体になる部分ではなく、あくまでも住まい手から思いが出てくることが重要です。数十年住み続けるために一番大切な視点はこの部分でしょう。
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写真:子どもが複数いる場合におすすめな大きな部屋。成長に合わせて仕切りを作ることを前提としています。

長く住むために必要な住宅のハード面とは

後は数十年住むために必要なハード面の整備です。具体的には「耐震性能」「耐火性能」「断熱性能」に優れていることがポイントです。

しかし、どうやってこれらが優れているかをチェックすることが出来るのでしょうか?

現在は、「長期優良住宅」がこれらの条件を満たした家のみに認定されていてるので目安にすることをお薦めします。

2. 数十年住まない場合でも、資産価値の高い家づくりを目指そう

資産価値の高い家とは、将来に渡って不動産的価値が下がりにくいことが一番重要なポイントです。

しかし、日本の家の多くは15年ほどで家の資産価値が無くなるくらい不動産としての価値が低く、言うなれば、エアコンや冷蔵庫などの「耐久消費財」と一緒なのです。

なぜなら、家の耐久性自体が25~30年ほどしかないと言われていて、多くの場合住宅ローンを払い終わる30数年先頃には、家の寿命が来て建替えるかまたは多額のお金を積み立ててフルリフォームをしないといけない状況だからです。

それに対して欧米では、家は耐久消費財ではなく不動産として位置付けています。実際に家の寿命が平均してもアメリカで60~70年、イギリスでは100年と、日本の家の寿命と圧倒的に違います。

右肩下がりの経済である現在の日本ではこれから一生のうちに何度も家を建てることはありません。そう考えると、30年後のことをしっかりと考えながら、耐久消費財の家を手に入れるのか、それとも不動産価値がある家を手に入れたいのかそれをしっかりと見定めることが重要です。
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今後、日本で高い資産価値のある家とは

私は、不動産価値の高い家を手に入れることをお薦めします。なぜなら、耐久性の高い家なら孫の代までしっかりと住みこなすことが出来、親子3代で考えると、はじめの代で家を建て、残り2代が家のメンテナンス・補修・改修にお金を投じるだけで済み、お金の総額をかなり低減できるからです。

また、家を売却する場合でも、耐久消費財の家のように、家の不動産的価値が0にならず、「耐震性能」「耐火性能」「断熱性能」などの品質がしっかりとしていれば、需要の高い不動産物件になるでしょう。

このように、不動産価値の高い家は、これからの時代、大きなメリットがあります。その1つが長期優良住宅を代表する「高品質住宅」です。

これから幸せなライフスタイルを実現させる家を手に入れようと思っているのでしたら、不動産価値の高い家を手に入れる意識を持っておきましょう。

寄稿:八納 啓造

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(株)川本建築設計事務所 代表取締役
(株)KEIZO ARCHITECT OFFICE 代表取締役

住む人が幸せになる家造りを探求している1級建築士。

    • 「わが子を天才に育てる家」(PHP研究所)
    • 「住む人が幸せになる家のつくり方」(サンマーク出版)
    • 「住んでいる部屋で運命が決まる!」(三笠書房)
    • ウェブサイト: http://mka-design.com
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