ぷにぷに多肉植物を育ててみよう
ぷにぷにした質感でお部屋のインテリアとして人気の、多肉植物。今回はその種類や育て方をお伝えします。
目次
多肉植物とは?
葉・茎・根に水分を蓄えられる植物が「多肉植物」。この性質上、南アフリカや南米などの雨の少ない乾燥した地域が原産地。ちなみに日本でおなじみのアロエやサボテンも、この仲間です。丸みのあるぷくぷくとした形が、癒されると人気です。
初心者向きの多肉植物
多肉植物は、1万5000種類以上あるといわれていますが、その中から初心者向けのものを紹介します。
小粒な「セダム」
つぶつぶした小さい葉に、ぷにぷにした質感。TEH多肉植物という感じのセダム。
バラのような「エケベリア」
バラの花びらのように、ロゼッタ型に葉が広がります。フラワーアレンジやブーケに使われることも。
室内向けの「ハオルチア」
岩陰に生育している植物なので、間接的な光を好みます。そのため、室内置きに最適。
葉の色が豊富「アエオニウム」
エケベリアのようにロゼッタ型に葉が広がります。葉の色のバリエーションが豊富で、中には日光を浴びて色が変化していくタイプも。
金のなる木?「クラッスラ」
大きさや形がいろいろな、クラッスラ。この中で有名なのが、カネノナルキ。縁起物として親しまれていますが、樹木でなく多肉植物だったのです。
多肉植物、基本の育て方
まったくの初心者の場合、園芸店で買った鉢植えは、手を加えないのが無難。プロが、鉢の大きさや肥料バランスを整えているので。
ということで、一歩進んで自分でお手入れをできる人に向けてお伝えします。
植木鉢
多肉植物の「家」となる植木鉢。日々成長していくので、鉢が小さすぎると中で根が絡まり合い、根腐れの原因に。また、水はけが重要なので、底に穴が開いているもの選び、鉢底ネットを敷きましょう。
土
園芸用の土をベースに、川砂・赤玉土・鹿沼土(かぬまつち)を加えて、水はけが良いけど、水切れしすぎない状態に。多肉植物用の土も販売されています。
肥料
肥料も必要ですが、元々栄養が乏しい場所で自生している植物なので、与えすぎは禁物です。
水
乾燥した地域に自生しているので、水の与えすぎは禁物。ひと月に一度程度、控えめに。与えすぎると、根腐れを起こします。
日当たり
外の光がほど良く届く、風通しの良い場所に置きましょう。ベランダなどの屋外、室内では窓辺に。真夏は直射日光を避け、明るい日陰に。冬は寒いので、室内に入れましょう。
多肉植物は見た目のかわいさだけでなく、お手入れのしやすさも人気のよう。元々過酷な場所で自生しただけに、手を掛けすぎず見守るような形で育ててみたいものです。