断熱性能を高めるポイント3つ
こんにちは、オスカーホーム石川営業所の仁平です。
去年の4月入社で、それまでは山梨にいたので、今年が北陸の冬の初体験でした。ある程度予想していましたが寒いです。雪もすごいので2回も雪にハマりました。今はアパート暮らしですが、実は毎日寒くて困っています。
新しい住まいを考えられる際によくきっかけとして挙げられるのが「暑い・寒いのが嫌だから」という理由です。今日はそんな不満を解消するために「断熱」についてお話しようと思います。
家の断熱は断熱材だけでは不十分?!
そもそも断熱とは「外からの熱は入らず、内からの熱は逃げていかない」というものです。(魔法瓶がイメージに近いと思います。)つまり、冬場は暖かく夏場は涼しい状態を保ち続けられるということです。
しかし、断熱材だけをこだわって、そのほかの要因を疎かにしてしまうと、住宅全体の断熱性能が落ちてしまう可能性があります。
断熱性能を高めるポイントは大きく3つあります。
断熱性能を高めるポイント3つ
1.断熱材
第一のポイントは「断熱材」です。
当然ながら断熱材が良くなければ断熱効果は薄れてきます。断熱材の性能は、熱伝導率W/m・k(0に近いほど高性能)で表されます。ここで良くある勘違いですが、「断熱材が分厚い=断熱性能が高い」というわけではありません。断熱材が薄くても熱伝導率が低いものであれば、十分に効果を発揮します。
また、余ったスペースに断熱材を増やしてさらに性能を上げたりすることも可能になってくるので、性能が同等であれば、断熱材はコンパクトに抑えた方がより効率的です。
2.気密性
第二のポイントは「気密性」です。気密性はC値(0に近いほど高性能)で表されます。
例えば、延べ床面積132㎡に対してC値が5.0なら、その住まいは家全体で常にハガキ4.5枚分の隙間が空いていることになります。当然ながら家をどれだけ温めても、窓が開いていたら、せっかく温めた空気が全部抜けていってしまうので、いつまでたっても寒いままです。
3.窓
最後のポイントは「窓」です。
実は窓から入ってくる熱量は約60%と言われています。そのため、壁の断熱・気密を高めても、窓の性能が高くなければ効果はかなり薄れてしまいます。窓の断熱性能、気密性能をしっかりとしたものにすることが重要です。
窓の性能は熱貫流率(0に近いほど高性能)で表されます。熱貫流率2.33以下になると国の基準である「省エネ建材等級」の最高等級になります。省エネ建材等級は、青いシールに☆マークで表され、☆4つが最高等級の窓なので窓のどこかに貼ってあれば、窓の性能を見分けることができます。
以上、住宅の断熱性能についてお話ししましたがいかがでしたでしょうか。「全然わからなかった」「もっと知りたい」という方はぜひ、オスカーのモデルハウスにお越しください。スタッフが丁寧にお答えいたします。
また、冬季限定で床暖房体験も行っております。さらに暖かい快適な暮らしをぜひご体験ください。一部モデルハウスでは床暖房が対応していない場合があります。事前にご確認ください。