思い出の品の整理方法
写真や子どもの工作、旅行先のお土産、推しのグッズ……。こういった思い出の品を整理するにはどうしたらよいでしょうか。
目次
思い出の品は、使用頻度プラス愛着度
ものの整理をするときの基準は、「使用頻度」が原則。でも、思い出の品となるとこれだけでは判断しにくいもの。「愛着度」も基準に入れてはどうでしょうか?
例えば、年に1回出す子どものクリスマスの工作。時々ながめる、旅行先で買ったポストカード。こういったものは、残しておいてもいいのでは。反対に、限定版で買ったけど、買ったことさえ忘れた写真集。これは、必要でしょうか?
思い出の品は、定期的に取り出す
衣替えのように、半年に1度のペースで思い出の品を全て取り出して、中身を確認しましょう。このとき、「思い出ボックス」を作って1か所にまとめます。
自分にとっての「思い出」も時間が経てば、変化していきます。久しぶりに取り出して、「何でこれ、持っていたのだろう?」と感じたら、それは処分のサイン。
子どもの思い出の品の整理方法は?
おもちゃや絵本など、子どもがいる家庭では、整理に悩むところでしょう。子どもがある程度大きくなったら、子どもに残したいものを聞いてみるのも1つの方法。でも、やみくもに残したがる場合もあるので、「思い出ボックス」を用意して、ここに納まる量や大きさで、とお約束。
また、子どもが扱いやすいもの、気に入ったデザインにすることも大切。ダンボールでも、好きなキャラクターのシールが貼ってあれば、子どもは喜びます。それが片付け習慣やモノを大切にする意識につながると、うれしいですね。
サイズが小さくなった衣類は、子どもにとっては要らないもの。でも親の中には「次の出産に備えて」とため込んでおいてしまう人も。実際は、子どもの性別や体形、生まれた月や流行の変化によって着られない場合が多いです。さらに、洗濯をしても年月を経て、しみが出てくることがよくあります。
使わなくなった衣類は、子どものいる家庭に讓ったり、フリマアプリやリサイクルショップを通して売ったりすることを、筆者(第1子女児、第2子男児)はおすすめします。
思い出の品は、処分でなく減らす方法も
子どもの絵は、スキャンして画像ファイルへ。工作は写真撮影(四方から撮るのがおすすめ)。これらをデジタルフォトフレームに入れて、リビングに置くと日常的に思い出に触れられます。
推しのDVDは、データ保存。雑誌は大切なページだけを切り抜いて、ファイリング。処分でなく減らすことで、コンパクトに保存できます。
外部収納サービスに保管
忙しくて向き合う時間が作れない。そんなときは、ダンボールに詰めて外部収納サービスに保管する方法も。目に見えないところに置いておくと、思い出の品を客観的に見られるかもしれません。
整理は2人1組で
1人で整理すると、しまってあった本を読みふけったりして、作業が進まない。あるあるです。そこで協力者を作るのがおすすめ。「これはいつ使うの?」「残す必要あるの?」と淡々と質問してもらい(意見を言うのは避ける)、「残すもの」「処分するもの」を仕分け。判断時間は1品30秒程度。1分以上悩む場合は、「保留」。
ちなみに、筆者の場合処分を決めたものは、気が変わらないうちにゴミ箱にい入れます。
思い出の基準は、時間と共に変わっていきます。今の自分にとって思い出になるか、定期的に振り返ることが大切なのではないでしょうか。