自宅の工事やリフォーム、近隣への配慮を忘れずに。
自宅のリフォームや工事を行う際、近隣への配慮を怠るとトラブルに発展する可能性が。気を付けるべきポイントをお伝えします。
工事の規模や期間を施行業者に確認
工事を施工業者に依頼したら、工事の規模(足場を組むなど)や工事期間の確認を。
大掛かりな工事の場合、施工業者が近隣住民に向けた工程表を用意します。こうなった場合、あいさつが必要ですが、その手順について以下で記します。
筆者の場合、2日で終わる工事で、あいさつは要るか施工業者に質問したら、「2日で足場も組まないので、その規模なら不要です」と言われました。不安があれば、まず相談です。
工事のあいさつ、まずは自分自身で
施行業者から工事の詳細を教えてもらったら、業者より先にまずは自分で近隣にあいさつを。先方の都合もあるので、1週間前には済ませるように。
平日は不在の方も多いので、土日の午前中に行うのがおすすめです。その際伝えておくべきことを、以下に記します。
- 工事の期間
- 工事の期間と曜日
- 工事の内容(足場を組む、トラックが停車する、大きな音が出るなど)
- 業者が改めてあいさつに来ること
専門的なことは業者に任せるとして、近隣の方が知りたい情報をお伝えしましょう。業者より先に出向くのは、自身の印象が良くなることはもちろん、業者が訪問セールスだと思われずに、スムーズにやり取りができるからです。
また、住民同士では言いにくい、リフォーム自体への要望や質問などは「何かあれば、後から来る業者に言ってください」と添えれば、トラブル防止になります。
ただ、可能であれば、最初自身であいさつに言った後、業者に同行するとさらに好印象になります(筆者は、隣家の建て替え工事の際このように2度あいさつを受けたので)。
あいさつのときに、手土産は必要?
数日で終わる工事の場合、あいさつだけでもいいのですが、大掛かりな工事や騒音が出る場合は、手土産を用意して。
菓子折りやタオル、洗剤などの日常消耗品を1000円前後の予算がおすすめ。業者によっては、工程表と一緒に粗品を用意している場合があるので、相談をした方がいいでしょう。
戸建て住宅工事、あいさつの範囲
住居のタイプによって、あいさつの範囲は変わりますが、ここでは戸建住宅の場合を紹介します。
工事の規模にもよりますが、戸建て住宅のあいさつの範囲はいわゆる「向こう三軒両隣」です。具体的には、自分の家の向い3軒と裏3軒、両隣の計8軒。特に斜め裏の家はこちらからは見えなくても、向こうからはよく見えます。ということで、工事の影響を受ける場所なので、わすれずにあいさつを。また、自治会によって工事期間が決められている地域もあるので、事前に自治会長に確認を。
近隣の方とは今後も友好なお付き合いを続けるために、工事自体は専門業者に任せるとしても、あいさつは自分で余裕を持って行いたいですね。