住宅のミシッ・キシッって音の正体は?!お化けのせい?!

こんにちは、オスカーホーム工事グループの千葉です。

最近、一人で寝るようになった姪っ子からお家で気になっている出来事を聞き始めました。

姪っ子「寝るときに、家の角からミシっと音がする。ママに聞いたら、【お化けの仕業】と言われた。」

皆さんも経験はありませんか?ミシッ・パキッという音。私も幼少期の頃は怖かった思い出です。

この音の正体とは…結論からお伝えすると、木材が縮んだり、伸びたりするとラップ音が鳴ります。木造住宅のあるあるだそうです。

家鳴り(やなり)と呼ばれる木材の伸縮音

木が呼吸をすると住宅メーカーで言われたことはないでしょうか?

本当に呼吸をします。湿気を吸ったり、放出したりしています。木材が組み合わさった接合部分に収縮による歪みが集中しやすく家鳴りの原因になっています。

夜に多いと思われている方もいるかもしれませんが、実は、昼間も発生しています。夜は周辺が静かなため、夜に鳴るものと考えている人は少なくありません。

家鳴りには色んな原因があります。

1 建物の重心のズレ

家の1か所に重たい家具を配置していると、建物の重心がズレて家鳴りが起こる原因になります。古い木造住宅で起こりやすい現象です。

ちなみに、備え付けの家具も家鳴りの一つです。接合部分に荷重がかかってやすく、こすれ合うことで音が出ます。

2 地震による傾きや揺れ

地面の傾きによって家の一部に力が集まってしまい、家鳴りの原因にもなります。また地震後に、地震前と変わった地盤に適応するために木材が形を変えることも原因の一つです。

3 新しい建築材が馴染んでいない

建築に使った木材が水分を含んでいることも家鳴りの原因の一つです。柱のように組み合わされた木材同士がなじむには6~10年ほどかかると考えられています。

家鳴りは歴史書にも登場していた

余談ですが、家鳴りは妖怪の仕業と言われていたころもあります。有名な歴史書である「吾妻鏡」や「続日本紀」、「日本書記」にも家鳴りという妖怪に関する記述が確認されています。その家に過去に住んでいた人の霊や小鬼などともいわれていました。

家鳴りを抑えるには

家鳴りがひどい時には、室内の湿度(60%ほど)を低く保つことによって、木材の膨張を抑えることができるとされています。ただし、湿度が一気に下がると、木材も収縮し、家鳴りの原因になりますので、なるべく一定に保つことをおすすめします。

また、家具を分散することで家鳴りを抑えることできるとされています。

今回は、家鳴りについてお話しさせていただきました。姪っ子に伝えたところ、わかった!と一言で電話を切られました。本当にわかったのか定かではありません。

但し、築古のお家の家鳴りは耐久性や耐震性が低下しているおそれがありますので注意してください。

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