地鎮祭はやらなければいけないもの?!

こんにちは、先日、神社にて地鎮祭を行なってきました。工事チームの千葉です。

実は、神社で地鎮祭は初めてでした。台風が近づいているということもあり、施主様と営業が話し合い、神社で行うことが前日に決まりました。神主さんにお聞きしたところ、「最近では、建築場所の土を持って神社ですることが増えていますよ。」とのことでした。

今回は、知っているよう知らない地鎮祭についてお話をしようと思います。

地鎮祭の意味とは

まずは、地鎮祭を行う意味についてです。土地の神様を鎮めるために「鎮め物」というお守りを土地に埋めます。

地鎮祭の鎮め物は基本的に木箱で神主さんからいただきます。この箱は絶対に開けてはいけません。家の中心に埋めるのが一般的ですが、開けてはいけないと言われると中身を知りたくなりませんか?

先日、神主さんにこっそり教えていただきました。

桐の箱には、7つの捧げものが入っています。

1 人形(ひとがた) 人の身代わりになって難を逃れられるように。
2 鏡(かがみ) 三種の神器 真実を映す
3 矛(ほこ) いざというときには矢を立てる
4 盾(たて) 守る道具
5 玉(たま) 三種の神器 子孫繁栄
6 長刀(なぎなた)
7 小刀(こがたな)

その土地に住む人が、災難を逃れ、神様のご加護力を受けて機嫌良く暮らしていけるようにとの意味が込められているそうです。「大事なものは見てはいけない。」鶴の恩返しのようですね。

さて、話が少し逸れましたが、日本では、土地には土地の神様が、山には山の神様、物にも物の神様が宿る「八百万の神」という考え方があります。

簡単に言いますと、自分の持ち物を断りもなしに勝手に使われたら気分の良いものはありませんので、神様に「ここに家を建てますね」とお話をするイメージとなります。

神様に挨拶することももちろんですが、工事中の安全祈願・建築物が何事もなく永くその場所に建っていられることを願う儀式でもあります。江戸時代後半から建築儀礼として広く普及しました。

このお話を聞くと、「それなら地鎮祭は必ずやらなければいけない?」という質問をいただきますが、他のブログ等などを拝見したところ、約40~50%の方はされないそうです。

私が新築した際は、妻の祖父から「必ずしなさい!」とお話があったため、地鎮祭を行いました。また、何組かオーナー様に地鎮祭についてお話を聞いた所、「両親に地鎮祭した方がいい!」と言われ、地鎮祭を行なったという方が多数いらっしゃいました。

地鎮祭を行わなかったオーナー様は、時間が合わなかった・費用がかかる・簡易的な物でいいと思ったと様々な声をお聞きしました。

これから新築住宅を検討されている方へ

地鎮祭をされる方・されない方いらっしゃいますが、されなかったからといって悪いことが起こるということはありませんので安心してください。

今回は地鎮祭について少しお話させていただきました。次回は、地鎮祭の作法についてお話しさせていただきます。

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