結露は住まいの大敵!

冬になると結露に悩んでいる方も多いはずです。朝起きると窓ガラスやサッシに水滴が付いてカーテンもビショビショに・・・そもそも結露はなぜ起きるのでしょうか?

結露の原因

結露が起きる原因は以下のようなことが考えられます。

  • 換気していない
  • 湿度が高い
  • 通気が悪い

結露は窓だけではなく、押入、クローゼットの内側、家具の裏側など空気が流れにくい場所でも発生します。また、観葉植物なども結露の原因にもなります。

では、結露を放置しておくとどうなるのでしょうか?

結露がもたらす影響は?

「カビ」の発生です。サッシや窓枠、カーテンや壁紙に発生する可能世が考えられます。窓枠からあふれた水滴は住まいの劣化を早めてしまいます。

このカビは「黒カビ」が多いです。黒カビは温度と湿度と汚れがある所に繁殖して、他のカビとは違い根を張って、素材の奥深くに入り込むのが特徴です。

黒カビは喘息・アレルギーの原因になるとも言われています。見た目にも悪いだけではなく、健康にも悪影響を与えます。

黒カビが発生してしまったら

発生した黒カビの対処法は以下の手順になります。

1 黒カビの部分に中性洗剤(食器用洗剤を薄めたもの)を吹き付けて、5分ほど放置した後、濡れた雑巾でしっかり拭き取ります。

2 ①の手順でも黒カビが取れなかった場合は、黒カビ部分に濡れたキッチンペーパーを貼って、その上にカビキラーなどの塩素系カビ取り剤を吹きかけ、20分ほど放置します。その後、きれいなキッチンペーパーで拭き取って下さい。

カビ取り剤の使用上の注意事項を読んでお使いください。材質や場所によっては使用できない場合もあります。

一度発生した黒カビは、根から除去するには②の方法で手間をかけないといけません。黒カビを発生させないようにしましょう。

では黒カビのそもそもの原因、結露を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか。

結露を防ぐ方法

結露を防止するには以下の方法が考えられます。

1 水蒸気の発生を極力おさえる

キッチンでの炊事中は換気扇を必ず回しましょう。また、冬はお鍋の料理の機会が多くなるので特に注意です。

入浴後は風呂ふたを閉めて、脱衣室に水蒸気が入らないように浴室のドアを閉めます。脱衣室の換気扇は長めに回しましょう。

暖房でファンヒーターや石油ストーブを使用する場合は、こまめな換気が必要です。灯油1Lで1Lの水が水蒸気となって発生しています。換気をせずに使用していると、家具の裏や押入やクローゼットなど、比較的室温の低い場所で結露が発生します。

洗濯物の部屋干しする場合は、除湿器を使用するか換気ができる部屋で干すようにします。

2 温度差を少なくする

不快にならない範囲で、人がいるリビングの隣接する部屋間の温度差を極力小さくしましょう。

3 換気・通気をよくする

カーテンや障子と窓の間は冷たい空気が溜まりやすいので注意です。できれば少し隙間を開けるようにします。

押入・クローゼット・収納庫は頻繁に扉を開けて、空気を流して換気をするようにしましょう。空気が滞留すると結露が発生します。また、すのこを利用して、床や壁に直接物が触れないようにしましょう。もし入り口が襖や引き戸の場合は、常に3cmほど隙間を開けておくと空気の流れができるので、結露防止の工夫になります。

部屋の家具は壁から5~10cm離すようにして、空気が流れを作りましょう。24時間換気のある住宅は、換気を止めることは厳禁です。空気の流れが止まってしまい、湿気がこもって結露の原因になります。

また、給気口のフィルターはこまめに掃除しないといけません。掃除を怠ると換気扇が回っていても、換気機能が低下してしまいます。できれば給気口のフィルターは年に1度買換えるのがベストです。換気は結露の発生防止に一番効果的です。

また、サーキュレーターなどを窓付近の停滞している空気を循環させるのもお勧めです。天井に溜まっている暖かい空気がお部屋全体が一定温度になるので、暖房にも効果的です。

結露は住まいだけでなく、家族の健康にも悪影響を与えます。結露を防いで健康に、快適に生活しましょう。

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