リビングダイニングの照明の色の選び方

もうすっかり照明器具はLEDにするのが当たり前になってきました。最近はメーカーさんもほとんどLED製品しかありません。長寿命のLEDっていいですよね。白熱色や昼白色が選べますし。

照明を考えるときに意外と悩むのが、リビングダイニングの照明の色です。ダインニングテーブルで勉強する子どもがいると「昼白色・昼光色」が良い、ディナーで雰囲気を出したいなら「電球色」と言われていますが、なぜそうなのかを簡単に説明します。

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サーカディアンリズム現象をつかって照明をシーン別に選ぼう

サーカディアンリズムとは、約24時間周期で変動する生理現象で、動物、植物、菌類、藻類などほとんどの生物に存在しています。一般的には体内時計と言われています。朝、明るくなると目が覚めたり、夜暗くなると眠くなる現象といえばわかりやすいでしょうか。

ちなみに、夕日や夕焼けを見ると悲しくなることがあるのも、このサーカディアンリズムに関係があるといわれています。このような心理や生理作用に光の色や明暗が影響するということなのです。

蛍光灯の色の種類

電球色  赤みを帯びた色で少し抑えた光。落ち着いた気分になりくつろげます。
昼白色  白い自然な光。自然な明るさが魅力です。
昼光色  青白い色の光。すっきりとした明るい光のため、家事や勉強をする部屋におすすめです。

最新のLED照明器具は便利!

最近では、調色・調光機能のあるLED照明器具が住宅の中で使われてきました。家族が集う場であり、食事をしたりテレビを見たりと、さまざまなことをするリビングに調色・調光機能付きLEDシーリングライトを付けたとします。朝、学校や会社に出かけるため朝食をとったり身支度したりと、慌ただしく家族が活動する時間帯は、「昼光色」といわれるやや青白っぽいさわやかな色の光にしましょう。

その後、家事が一段落した昼間から夕食の頃までは、昼光色よりやや黄色みがかかって自然に感じる「昼白色(白色)」を選びます。そして、夕食後の家族団らんは、赤みがかった穏やかで落ち着いた色の「電球色」を選べば、ゆったりと過ごすことができるでしょう。

また、子供部屋は遊んだり勉強したり、夜は睡眠をとったりと、ひとつの部屋の中でさまざまなシーンが展開される空間です。 勉強する時間帯には白黒のコントラストがはっきりするように「昼光色」で明るくすれば、教科書の小さな文字もくっきり読みやすくなり、勉強もはかどることでしょう。就寝時には、赤みのある「電球色」を選び、明るさを落とし、徐々に眠気を促すようにしたいものです。

調光・調色機能付きLED照明であれば、こういったことが1台で可能になるのです。そして、光の色と明るさを自在に操り、上手に組み合わせることで生活シーンがより豊かになります。ちょうど中間の色を出す照明も出てきて選べる幅が膨らんできました。このお部屋ではこういう風に使いたい!を考えて照明器具を選びたいですね。

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