点検担当がアドバイス「ガレージドアメンテナンス」について

今回はガレージドアの日常のメンテナンスについて書こうと思います。

オスカーホームでは外観にインパクトもあるアメリカ製輸入ガレージパネルを採用させていただいております。

私たち点検担当が点検の際どこをチェックしているのかや長く使っていただくために、お客様にどのような事をアドバイスさせていただいているか簡単に書こうと思います。

ガレージドア外部側のメンテナンス

まずは上の写真。【写真.1】

ガレージドアの表面をチェックしていきます。ガレージドアは金属製であるため経年劣化によりパネル表面に錆が出てくることがあります。

特に海岸近くの住宅の場合は塩分により錆の発生が早く起きてしまいます。
未然に防ぐアドバイスとしては、車を洗う時とか庭木への水遣りのついでに3か月に1度程度表面パネル全体に水をかけて汚れを落とすことです。

ガレージドアも外壁と同様、毎日雨風、紫外線等からダメージを受けています。
洗う事を意識しているお宅と、一切洗っていないお宅では明らかにパネルの錆が出てくるタイミングに差が生まれています。

ただ、錆が出た場合は軽度でもプロに任せて、錆落としと塗装をしてもらいましょう。
ドア全体に錆が広がる前に行なった方が良いと思います。

ドア内側のメンテナンス:ト―ションバー

次はこの写真です。ガレージ内部からの写真になります。
【写真.2】

地域や、建築の年代によって採用されている商品は違いますが、ガレージの心臓部分といっても過言では無いものが2つあります。
ひとつは【ガレージモーター部分】、もうひとつは【写真.2】に見えるパネル上にある銀色の棒【トーションバー(バネ)】になります。

このト―ションバー(バネ)に関して少し書かせていただきます。

ト―ションバーに内蔵されるバネは開閉時にガレージドアの重量を支えておりモーターの負担を軽減する役目をしています。
正常にバネが働いていると手動でも簡単に開閉できます。

ただ、内蔵するバネは交換が必要となる消耗品です。
使用頻度等によって寿命は何年とは決めれませんが、だいたい7~8年あたり(2台の車が出入りする開閉回数が約1万回)でト―ションバーのバネ切れが発生します。
バネが切れてしまうとガレージが開かなくなるいうトラブルになるので、ガレージの設置年数から7~8年ぐらい経っているお客様はバネ切れを起こす前に交換されることをお勧めします。

ただ、お客様によっては適切なメンテナンスを日常行っておられることで10年以上経ってもバネ切れを起こしていない方もおられます。

ドアの内側メンテナンス:グリースアップ

【写真.3】

では、日頃のドアのメンテナンスによって、トーションバーの寿命を延ばすことができるかお話ししたいと思います。
私が点検の際にお客様にアドバイスさせていただく項目として、【写真.3】で確認できる銀色の丁番部分の清掃とグリスアップです。
何もしないと丁番の動きが硬くなり、時には小石やゴミなどが噛んでいる事もあり、ガレージの開閉時に余計な負荷がかかっています。その結果、トーションバーにも負荷がかかってしまい内部のバネの寿命が短くなる原因になります。

【写真.4 】

上記写真のお宅では、丁番にグリースアップはされていましたが、ゴミが噛んでいました。
一度全体を拭き取り、グリースアップする事でトラブル防止、寿命向上につながります。

【写真.5 】

【写真.5】のガレージドア左右のサイドレールと呼ばれるレール内を走るローラーにも同様にグリーススプレーでメンテナンスしていただければと思います。そうすることでモーターへの負荷も軽くなります。

その他、私たちの点検では、トーションバーのトルク確認、センサー関係の異常がないか、ガレージ開閉位置の異常ないかなどを確認しております。お客様では異常か正常かの判断が難しい部分でもありますので、私たちがプロの目で確認し、アドバイスさせていただいております。

モーターのランプ交換について

【写真.6】

ガレージの心臓とも言える【ガレージモーター部分】の調整は、とてもデリケートなので私たち専門家にお任せください。点検・メンテナンスの際にガレージモーターの力を調節したり、ガレージパネルの開閉位置等を制御しています。

お客様ができるモーター関係のメンテナンスの注意点としましては、電球が切れた際の電球交換です。長持ちするLED電球や電球型蛍光灯に交換した方が楽と考えがちですが、メーカーや種類によっては電波の受信妨害を発生させ、ガレージリモコン操作が上手くいかなくなるケースが確認されています。

交換の際は、既存で採用している白熱電球への交換がおススメです。LED電球すべてで確認されている訳では無いのですが、電球が高価なため買ってきて取付けしてトラブルなんてもったいないですよね。

以上簡単ではありましたが、ガレージの点検について書きました。

私たちが点検させて頂いているお客様のお宅のガレージで言えることは、日頃のメンテナンスがされている方のガレージは良い稼働状態が保たれているという事です。

大切なガレージを長持ちさせるコツはメンテナンスです。
毎日行なう必要はありませんが、月1回のメンテナンス程度で効果は得られます。
メンテナンス方法についてご質問等がございましたら各点検マンにお気軽にお尋ねください。

 

 

資料請求 見学予約 販売物件 イベント・モデルハウス
コールセンター 0120-00-8912 24時間365日受付中