耐震性能の大事さについて

まずは、今回の【令和6年能登半島地震】において被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。

富山・石川・福井県の北陸エリアは、台風の災害なども少なく、大きな地震にも見舞われなくて「北陸エリアは地震の心配はない。」・「立山連峰が災害から守ってくれている」というような根拠のない風説が信じられていました。

住宅営業の現場でも、「耐震性の話をしても興味を持って聞いていただけない。」という声を聴きます。どうしても設備や間取りの方が優先してしまい。「開放感のある大きな窓のあるリビングにして欲しい。」とか、「耐震性は国の決めた最低の基準を超えていれば良いので間取りを優先したい。」というご意見をいただく場合もありました。

ただ、今回の【令和6年能登半島地震】が起きたことにより、『耐震性能の重要さ』を改めて知った方が多かったのではないでしょうか?

耐震性能等級には1から3まで3段階の基準があり、耐震等級3が最高の基準となります。
ここで、簡単に耐震性能を説明いたします。

知っておきたい耐震等級のちがい

【耐震等級1】

極めてまれに(数百年に一度程度)発生する地震でも倒壊しない耐震性であること。

住居内の損傷はあっても命を守ることが出来る最低限必要な耐震性能になります。

一般的な住宅では、建築基準法で定められた耐震等級1をクリアしていれば建築できることになります。

【耐震等級2】

建築基準法「耐震等級1」の1.25倍の耐震性を持っていることが条件となります。

居住される方の命を守るだけでなく、住宅への損傷も比較的少なくて補修すれば再び住むことも可能な耐震性を持ちます。

災害時の避難先に選定されている一般的な学校や病院などの建物がこの基準に相当します。

【耐震等級3】

建築基準法「耐震等級1」の1.5倍の耐震性を持っていること。

居住されている方の命を守るのはもちろん、住宅への被害も最小の状態で、災害後にもそのまま居住できるだけの耐震性を持ちます。

消防署や警察など、防災の拠点となる建物がこの基準に相当しています。

 

※耐震等級2と3の違いについての動画はこちら

以上のように、耐震性能について説明いたしました。

今回の【令和6年能登半島地震】の災害現場でも多くの住宅が全壊・半壊しておりましたが、残念ながら現行の建築基準法が定められる前の家が多かったように見受けられます。

2000年に1度の大地震が到来したということも言われていますが、耐震性を考慮した住宅に住むことで命を救われるということが分かった事例となりました。

オスカーホームにおいては「耐震性能をオプションにするな!大地震のあとでも避難所生活をすることのない住宅=耐震等級3を標準仕様とする。」という強い意志の下に、大開口をもつインナーガレージ付きの住宅においても【耐震等級3】の性能を保持しています。

まとめ

今後も、いろいろな災害が予測されているようです。

実際の地震災害においては、耐震等級だけでなく建物の直下率や地盤環境なども影響してきますので、住宅会社などに住宅の性能について説明してもらうことをお勧めいたします。

ぜひとも、安心・安全な住宅を大前提として住宅をお考えになりますようお願い申し上げます。

オスカーの耐震性についてはこち

熊本地震を教訓に「耐震等級3のススメ」の資料はこち

 

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