ZEH(ゼッチ)のメリット・デメリット

前回はZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の概要について紹介しました。今回は、このメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。

ZEHのメリット

1.光熱費を抑える。

エネルギー消費量を、正味ゼロにするのが目的のZEH。結果、光熱費もゼロにできる可能性があります。例えば、大き目サイズの太陽光発電を設置すると、光熱費がかからず、かえって売電収入で収支がプラスになる場合もあります。

2.健康で快適な生活がおくれる。

ヒートショック※が問題視されている日本の住宅。特に65歳以上の方が、これにより死亡するケースが多いです。ZEHは断熱性や気密性が高いので、住宅内部の温度差が非常に少なく、健康で快適な生活がおくれます。

また、気密性が高いと住宅の隙間が少なくなるので、風の通り道が定まり換気が効率良くなります。「隙間風ピューピュー」は、やはり健康にも良くないようです。

※ヒートショック:冬の寒い時期など、浴槽に入るまでに脱衣所や浴室で大きな温度差があることで、血圧が大きく上昇してしまう症状。

3.資産価値が残りやすい。

最近は長期優良住宅の普及などもあり、資産価値は少しずつ残りやすい環境が作られています。住宅の気密性が高くなると、断熱材へのダメージも減り、結果住宅自体が長持ちして資産価値が落ちにくくなる可能性もあります。

4.補助金が出る可能性あり。

2018年度は一律70万円が支給されました※。2019年度以降の補助金について詳細は不明ですが、2018年10月に2019年の補助金の予算枠は2018年より多く申請されたことが分かっています。つまり、一律70万円と同額かそれ以上の可能性があります。来年は増税も控え、例年に比べると家の購入数が増える可能性もあります。もらえたら幸運、の気持ちで検討してはどうでしょうか。

※但し、3次公募期間は2018年10月5日が締め切りのため、今年度の申請は終了しています。

ZEHのデメリット

1.初期投資のコストが高い。

これが最大のデメリットです。ZEHの要、太陽光パネルの費用を加えると200~300万円が加算されます。ZEHは必須ではないので、予算と相談し、余裕があれば対応するように検討しましょう。

ちなみに、オスカーホームのZEH仕様商品「NEXT ZERO」と一般住宅のコストを時系列で計算したのがこちら。初期費用は高いものの、35年には逆転することが分かります。

2.太陽光発電に関わるリスク。

具体的には発電量が不安定、故障リスクがあるの2点が挙げられます。

特に、北陸地方は冬型の気圧配置により曇天や雪などの日が多く発電可能な日照時間が極端に悪くなります。年間日照時間の県別順位でも北陸の県は石川県30位・福井県37位・富山県39位・新潟県40位と下位にいる状態です。雪に閉ざされる北陸地方ではこの時期はどの程度の蓄電ができるか、疑問ですね。

また、ZEH仕様と言って太陽光パネルを屋根全体に設置している住宅会社もありますが、10cm程度の積雪でも雪止めの無い太陽光パネルから一気に落雪すると非常に危険な落下物となります。

3.設備のランニングコストが上がる。

性能の良い設備を取り入れると、メンテナンスや修理に費用が上がるのは当然です。ただし、グレードアップすることで故障しにくく、長持ちすることもあるので一概にデメリットともいえません。

次の表ではNEXT ZEROと一般住宅をローン・光熱費について表にしています。ZEHの住宅でメンテナンスが必要なのは、太陽光発電で起こした電気を家に循環させるための設備と蓄電池。最近の太陽光発電は耐久性が上がり、メンテンナンスが不要のものがほとんどです。

4.間取りに制約が出る。

断熱性・気密性を保つには、窓を小さくしたり減らしたりする必要があります。また太陽光パネルを設置しなければならないので、屋根の形や向きが限定されることもあります。

オスカーホームのZEHの取り組み

オスカーホームでは「ZEH ゼロエネルギーハウス購入応援キャンペーン」を展開中です。ZEHのモデルハウスを見学して、資料ももらえますので、実際の住宅を見て十分な検討ができます。また成約すると特典もあります。興味のある方は、まずこちらのページをご覧ください。

ZEH ゼロエネルギーハウス購入応援キャンペーン

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